医療カイゼン委員会のおススメ

メンバーたちが、気に入ったり、 感動したり、ステキだったり。とにかく何でも気軽にいろいろおススメしていこうと思います。

『歯科医院スタッフ道 第2章』

こんにちは! 医療カイゼン委員会です。

 

前回ご紹介した

『歯科医院スタッフ道』の続編、

第2章です。

 

 

歯科医院スタッフ道〈第2章〉仕事で始めるめちゃモテ?レシピ

歯科医院スタッフ道〈第2章〉仕事で始めるめちゃモテ?レシピ

 

 

 

プロローグより

「プラスの影響を与える人とマイナスの影響を与える人、

どちらになりたいですか?」

 

主人公、未来ちゃんの恋の行方が

気になるところですが、

本書の中では

不平、不満、愚痴、文句を言うことが

どれだけ自分自身にマイナスになるか

繰り返し書かれています。

 

たしかに、

不平、不満、愚痴、文句を言っても

何も解決しません。

周囲、特に先輩ナースや上司の評価も

きっと上がることはありませんよね。

むしろ下がることがあっても。

 

「なぜできないか」ではなく、

「どうしたらできるようになるのか」を

常に考えることですね。

 

また、よく言われることですが、

不平、不満、愚痴、文句ばかり言っていると

周りには同じタイプの人が集まってきます。

そして解消されることなく

どんどん大きくなっていくばかり。

 

不平・不満などは見方を変えると

問題点の発見につながります。

問題点を解決すれば、

患者さんにとって良くなり、職場にとって良くなり、

皆さん自身の評価が高くなります。

 

自ずと皆さん自身のためになります。

 

「何のために仕事をするのか?」

という仕事観の大切さを強調しています。

 

主人公未来ちゃんのロールモデル

望月チーフの言葉を引用します。

 

“仕事に対しての考え方は人生の重要な価値観なの。

だから、なるべく仕事をやらないで楽しようとする

価値観ができてしまうとそれは一生、

続く問題を抱えることになるの”

 

“仕事をする以上は、

誰だって「お金のために」「生活のため」

っていうのがあるでしょ。

これはあって当たり前。

でも、問題なのは

「お金のためだけに仕事をする」ってことなの”

 

“そうなってしまうと、

仕事を進んでやろうというよりは

なるべく仕事をやらないようにしよう、

できるだけ楽をしてお金を稼ごう

となってしまうの”

 

“そうなると仕事での結果も出ないし、

周りからも患者さんからも

評価も信頼もされないから、

仕事も面白くないし、

益々、仕事が嫌になってしまう。

でも仕事で過ごす時間はその時の人生の大半でしょ。

自分の人生の大半の時間を嫌々、

過ごして、やりがいもなく生きるなんて

本当につらいことでしょ。

だから、そういう人は自分の仕事でたまった

ストレスを不平・不満・愚痴・文句を言ったり、

飲んだり、遊んだりして発散しないと

やってられないの”

 

そこで

 

『自分の成長のため』 

『患者さんのため』

『職場を良くするため』

 

のバランスを取ることが大切だと言っています。

 

バランスを取るというよりもむしろ、

この3つはリンクしていると

考えても良いのかもしれません。

だって、

『自分が成長すれば』、

『患者さんのため』になって、

『職場が良く』なり、

そして『自分の成長のため』につながって

また自分に舞い戻ってきます。 

そして、自分が成長すると、

もっと患者さんの役に立つことができて、

職場にもプラスにもなります。

すごーいポジティブなスパイラルです。

 

本書のプロローグに戻ります。

「プラスの影響を与える人とマイナスの影響を与える人、

どちらになりたいですか?」